サレ妻になってしまった時は、辛い気持ちでいっぱいですよね。
復讐したい!と頑張ってしまう女性が多いのも現実です。
しかし、サレ妻になった時こそ冷静になることが大切。
今回は、サレ妻は慰謝料請求できるのか、できるとしたら金額はいくらなのか?
そして離婚したくない時の対策についてご紹介しますね。
■サレ妻とは何のこと?
「サレ妻」という言葉は主にインターネット経由で使われることが多いようです。
ご主人に不倫されてしまった妻のことを、俗に「サレ妻」と呼んでいます。
自分が夫に不倫をされた経験を記録したり、日記形式で綴った、サレ妻のブログも数多くあります。
こうした経験者たちのサレ妻ブログを見て、いろいろと勉強になったり、あるいは励まされている方も多いことでしょう。
■サレ妻は慰謝料請求できるって本当?
サレ妻になってしまったら……つまりご主人に不倫をされてしまったら、サレ妻から不倫相手へ、またサレ妻からご主人へ、2通りの慰謝料請求を行うことができます。
まず不倫相手への慰謝料請求ですが、
不倫相手を痛い目に遭わせたい!
復讐したい!
二度と夫に近づかないようにしたい!
といったような場合には慰謝料請求を行うのがおすすめです。
ただし、あなたのご主人に経済的な余裕があり、ご主人からあなたへ充分な慰謝料が支払われている場合、不倫相手に慰謝料を請求できないことがあります。
また、ご主人から不倫相手に対して強姦、脅迫といった事実があった場合や、不倫前に妻であるあなたとご主人が既に別居していたような場合は、やはり慰謝料請求ができないことがあります。
サレ妻からご主人へ、不倫の精神的損害の代償として慰謝料請求を行うこともできます。
しかしこの場合は、問題解決後も、妻から慰謝料請求されたという事実がご主人の心理的負担として残ります。
ですから、ご主人との関係改善を望んでいる場合、慰謝料請求が必ずしも得策にならないケースもあるためよく考える必要があります。
■慰謝料請求で注意したい…時効、金額、証拠
サレ妻からご主人の不倫相手へ、またご主人へ行われる不倫の慰謝料請求には、時効があります。
不倫の慰謝料請求の時効は、不倫が発覚した日、その事実を知った日から3年です。
慰謝料の金額は100万円前後になることが多いですが、当事者同士の経済状況や、不倫に至った経緯、妻であるあなたの心理的負担の度合いによっても金額は変わります。
どの程度の金額が妥当なのかは、弁護士など専門家へのご相談がおすすめです。
一方、慰謝料を請求するために証拠が必要になる場合がほとんどです。
証拠といっても、どの程度のものが証拠となりうるのか、素人にはなかなかわかりません。
証拠がなければ慰謝料を支払わない!
と言い出すのは当然の流れですから、しっかりとした有効な証拠を用意したいもの。
せっかく掴んだ証拠を無駄にしたり、大切な証拠を掴めずに慰謝料がもらえなくなるようなことを避けるためには、証拠の如何についても探偵や弁護士といった専門家にあらかじめ相談しておきましょう。
■サレ妻だけど離婚したくない!対策は?
ご主人に不倫をされてしまったが、離婚は避けたい。
このような場合は、不倫相手にはしっかりと釘を刺しつつ、ご主人に対しては関係を改善できるよう働きかけを行うのがおすすめです。
場合によってはご主人から離婚を申し出られてしまうこともありますが、あなたが離婚をしたくないと考えているのであれば、応じずに時間をかけてご主人と打ち解け合えるよう、話し合ったり、日々のコミュニケーションを取ってみましょう。
不倫相手に夢中になっている間は、妻であるあなたと別れて不倫相手と結婚しようと本気で考えてしまうかもしれません。
サレ妻としては、ご主人が戻ってくるように一所懸命に働きかけを行いたいと思ってしまいます。
攻撃的な気持ちにもなります。
しかし、浮気相手を攻撃したり、ご主人を攻撃することは逆効果なので、なんとか我慢をしなくてはいけません。
気持ちを切り替えてみよう
一度、妻であるあなたから気持ちが離れてしまったのは、あなたから尊重されていないと感じてしまったためです。
だからといって不倫をして良かったわけではないはずですが、できるだけ居心地の良い場所に居たい、と感じるのが愚かな男の性質です。
つまり、あなたが旦那さまを大事にすればするほど、戻ってきてくれる可能性はどんどん高まります。
不本意な部分もあるかもしれませんが、どうしても離婚を避けたいなら家をきれいに居心地よく保ち、自分のこともきれいに装って、ご主人を尊重していくことも大切です。
■上手にストレス発散して修復を
サレ妻として、ご主人と関係の修復を考えるのなら、手当たり次第に復讐をするのではなく、上手にストレスを発散しながら関係改善を試みてください。
反面、ご主人と修復せずに新しい人生を歩むという選択肢も。
その時には探偵、弁護士といった専門家に相談し、しっかりと慰謝料請求の対応を取ることが大切ですよ!